日本保守党 1周年記念 北海道キャラバン in 札幌

国内

2024年8月31日、札幌大通りで開催された日本保守党の1周年記念イベント「北海道キャラバン」は、多くの支持者を集め、熱気に包まれました。党の代表である百田尚樹氏、有本香氏、広沢一郎氏がそれぞれ、日本の現状や党の政策について詳しく語り、参加者たちの心をつかみました。ここでは、各演説者の発言内容をより詳しく紹介します。

百田尚樹氏の演説

百田尚樹氏は、日本の政治がいかに経済や社会政策において失敗しているかを強調しました。特に、過去30年間にわたって日本の給与が上がっていないことを指摘し、これは政治の無策の結果であると批判しました。

「日本の給与は30年も上がっていない。これは明らかに政治の失敗です。私たちは最も勤勉で、最も誠実に働く国民です。それにもかかわらず、給与が上がらないのはなぜか?それは政治が国民を貧しくし、企業だけを優遇しているからです」と百田氏は語りました。

また、再生可能エネルギーの導入についても触れ、これが日本の経済に与える悪影響を強調しました。特に、電力料金の高騰が産業界にとって大きな負担であることを指摘し、「電気代が高いと、製造業の競争力が低下します。私たちはエネルギー政策を見直し、日本の産業を強くしなければなりません」と訴えました。

百田氏はさらに、政府が推進する再生可能エネルギー政策を「日本を貧しくし、弱くするもの」として批判し、これらの政策を撤廃することが国の再建には必要であると主張しました。

有本香氏の発言

有本香氏は、特に北海道の地域問題に焦点を当てた演説を行いました。彼女は、北海道の電力料金の高さについて問題提起し、再生可能エネルギーへの依存がその原因であると指摘しました。

「北海道の電気代は日本で最も高いです。その理由は、再生可能エネルギーの割合が高すぎるからです。なぜ、電気が命に直結するこの北海道で、そんなに不安定な電力に頼らなければならないのでしょうか?」と有本氏は問いかけ、地元住民の生活の負担を減らすためにエネルギー政策の見直しを求めました。

また、外国資本による土地買収についても言及し、特に安全保障の観点からこれを問題視しました。彼女は、外国資本が日本の土地を買収し、そこに大規模なソーラーパネルや風力発電を設置することで、日本の安全保障が脅かされると主張しました。

「私たちは、自分たちの国の土地を守らなければなりません。外国資本が好き勝手に土地を買い、電力を握るような状況を許してはいけません。これこそが、本当の意味での日本の独立を守ることです」と、有本氏は強調しました。

さらに、有本氏は占守島の戦いについても触れ、日本を守るために戦った先人たちの勇気を称えました。彼女は、第二次世界大戦終戦後の1945年8月15日以降、樋口季一郎中将をはじめとする日本軍が占守島でソビエト連邦と戦い、北海道を守り抜いたことを語り、彼らの犠牲があったからこそ、現在の北海道があると述べました。

「終戦の日とされる8月15日以降も、北海道を守るために命を懸けて戦った人々がいます。私たちはその事実を忘れてはなりません。彼らの勇気と犠牲のおかげで、今日の北海道があるのです」と、有本氏は観衆に訴え、歴史的事実の重要性と、それを守ることの意義を強調しました。

有本氏はさらに、「日本は日本人のものである」と断言しました。彼女は、日本が日本人によって築かれ、守られてきた歴史と文化の重みを語り、日本の土地や資源が外国勢力の手に渡ることを強く警戒しました。

「私たちの国、日本は、日本人のものです。外国の資本や利益のために、日本の土地が売られていくことを決して許してはいけません。これは、単なる経済の問題ではなく、私たちの文化、伝統、そして未来に関わる問題です。日本は、日本人が誇りを持って守り続けていかなければならないのです」と、有本氏は力強く語り、聴衆から大きな拍手を受けました。

広沢一郎氏の発言

広沢一郎氏は、主に経済政策と産業政策について具体的な問題提起を行いました。彼は、日本の自動車産業を例に挙げ、政府の政策がいかに産業界にとって不利に働いているかを詳しく説明しました。

「自動車産業は日本の基幹産業です。しかし、現在の政府の政策は、この重要な産業を守るどころか、むしろ邪魔をしています。例えば、電気自動車を購入すれば多額の補助金が出ますが、これは日本の自動車メーカーを圧迫するだけです」と、広沢氏は述べ、電気自動車への過剰な補助金政策を批判しました。

さらに、彼は日本のエネルギー政策の見直しを訴え、産業用電力のコストを下げることが日本の国際競争力を高める鍵であると主張しました。「日本の産業を強くするためには、まず電力のコストを下げなければなりません。電気代が高ければ、どんなに優れた製品を作っても国際市場で競争することはできません」と、広沢氏は力説しました。

熱い支持者への呼びかけとイベントのまとめ

演説の最後に、百田尚樹氏、有本香氏、広沢一郎氏は、集まった聴衆に対して力強い呼びかけを行いました。彼らは、今の日本の現状を変えるためには、一人ひとりの行動が必要であると訴えました。

「日本を救うのは、ここにいる皆さん一人ひとりです。私たちは、現状のままの日本を決して黙って見過ごすことはできません。今こそ、皆さんの声が必要です。私たちと一緒に、日本を再び強く、豊かにしましょう!」と、百田氏は感情を込めて呼びかけました。

続いて、有本香氏も「私たちの先人たちは、命をかけてこの国を守り抜きました。彼らが示した勇気と決意を私たちも引き継ぎ、未来の世代に誇れる日本を残しましょう。今こそ立ち上がる時です!」と声を張り上げました。

広沢一郎氏は、「私たちは、ただ批判するだけではなく、具体的な政策を提案し、実現していく覚悟があります。皆さんと一緒に、新しい時代の日本を創り上げるために、全力で戦っていきます!」と、力強く宣言しました。

集まった支持者たちは、彼らの言葉に感動し、大きな拍手と歓声で応えました。会場は熱気に包まれ、参加者一人ひとりの心に火が灯った瞬間でした。

このイベントは、参加者たちにとってただの集会ではなく、日本の未来を考え、行動するきっかけとなる場となりました。日本保守党は、これからも全国各地でキャラバンを展開し、政策を広め、さらなる支持を得るための活動を続けていく予定です。

「日本を豊かに、そして強くするために、私たちは決して諦めません。共に新しい未来を築いていきましょう!」と、百田氏が最後に叫んだ言葉に、集まった全ての人が共感し、会場は再び大きな拍手で包まれました。

この熱い思いと決意を胸に、日本保守党の活動はこれからも続いていきます。彼らの掲げるビジョンに共鳴する人々の輪が、さらに広がっていくことを期待せずにはいられません。

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