先だって行われた2024年パリオリンピック、ナイジェリア戦で、北川ひかる選手のフリーキックゴールが大きな話題となりました。彼女はこの試合でオリンピック初得点を記録し、日本の勝利に貢献。その記憶もまだ新しい中、先日、海外への移籍準備のため、INAC神戸からの退団が発表されました。
経歴とプロキャリア、大学時代、代表歴
北川ひかる選手は、石川県金沢市でサッカーを始め、幼少期からその才能を発揮してきました。彼女のサッカーキャリアは、地元のクラブチームである星稜PELバディと菊川FC Jr.での活動からスタートしました。
ユース時代(2010年 – 2015年)
2010年、JFAアカデミー福島に入学し、ここでの5年間でサッカーの技術と戦術を磨きました。この時期に培った基礎が、後のプロキャリアに大きく影響を与えました。
プロキャリアの始まり(2015年 – 2018年)
2015年、浦和レッズレディースに加入し、プロサッカー選手としてのキャリアをスタートさせました。浦和では、ディフェンダーとしてのスキルをさらに磨き、チームの主力選手として活躍しました。
大学時代と移籍(2018年 – 2023年)
早稲田大学スポーツ科学部に進学し、学業とサッカーを両立させました。2018年にはアルビレックス新潟レディースに移籍し、ここでもディフェンダーおよびミッドフィールダーとして存在感を示しました。
INAC神戸レオネッサ(2023年 – 2024年)
2023年からはINAC神戸レオネッサに所属し、攻撃と守備の両方でチームに貢献しています。彼女の多才なプレースタイルは、チームの戦術において重要な役割を果たしました。
代表歴
北川選手は、U-17から日本代表に選出され、2014年のFIFA U-17女子ワールドカップでの活躍を皮切りに、国際舞台でその実力を示しました。2016年のU-20女子ワールドカップでもチームの中心選手としてプレーし、2017年にはアルガルヴェ・カップでA代表デビューを果たしました。
今後の展望
北川選手の多才なプレースタイルと強い意志は、今後のさらなる活躍を期待させます。長年の夢だったという海外での新たな挑戦がどのような成果をもたらすのか、今後の動向に注目です。