俳優・岡部たかしさんについて

芸能

生い立ちと俳優への道

岡部たかしさんは、1972年に和歌山県で生まれました。彼の父は会社員で、母は喫茶店などでパート勤務をしており、弟とともに4人家族で育ちました。子どもの頃から目立ちたがりで、人を笑わせることが好きだった彼は、ジャッキー・チェンに憧れ、アクションのまねごとをして遊んでいました。高校卒業後、建設会社に勤務したものの1年で辞め、24歳で俳優を目指し上京しました。

役者として売れるまで

岡部たかしさんは、上京後、演技の世界に進むきっかけとなった「劇団東京乾電池」の大阪公演に衝撃を受け、1997年から2000年まで同劇団に所属しました。同期には、阿佐ヶ谷姉妹のお二人がいたそうです。その後、村松利史率いる「午後の男優室」や山内ケンジがプロデュースする「城山羊の会」などの演劇ユニットに参加し、実力派として名が知られるようになりました。役者のかたわら、様々なアルバイトも経験。彼は、その仕事を通じて、様々な人々と接する中で、役者としての視野を広げることができたと語っています。

遅咲きのブレーク

岡部たかしさんは50歳にして一躍名脇役として注目されるようになりました。2022年には「エルピス―希望、あるいは災い―」や「あなたのブツが、ここに」などの映像作品でブレークを果たし、名脇役としての地位を確立。彼の人間味あふれる芝居が多くの視聴者に支持されています。息子である岡部ひろきさんも、俳優であり、「息子とは俳優の先輩後輩のような関係」と語っている。

主な出演作品

岡部たかしさんは、数多くの舞台やテレビドラマ、映画に出演しています。主な作品には、NHK大河ドラマ「八重の桜」、TBSドラマ「下町ロケット」、映画「踊る大捜査線THE FINAL 新たな希望」などがあります。また、2024年には「新宿野戦病院」にも出演し、話題を呼んでいます。最近、同ドラマの撮影中、東京乾電池の主催者である柄本明氏に面と向かい、同劇団に所属していたことを伝えると、岡部たかしさんのことは覚えていない、とそっけなく言われたと、テレビのバラエティー番組で語られていました。

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